35倍ズームレンズ搭載デジカメ「Nikon COOLPIX A900」広角24㎜~超望遠840㎜の実写サンプル
ニコンクールピクスA900 の主な仕様
ニコンクールピクスA900 は35倍の高倍率ズームを搭載したコンパクトデジタルカメラで、現在の実売価格は2万円台の後半となっていますが、自分はこのデジタルカメラを2017年12月にケーズデンキで28,000円で購入しました。
それから約1年ほど使っていますが、テレビ画面の撮影から旅行先での記念撮影まで大活躍しています。
<撮像素子>
撮像素子:1/2.3型原色CMOS
総画素数:2114万画素
<レンズ>
レンズ:光学35倍ズームニッコールレンズ
焦点距離:4.3-151㎜(35㎜換算24-840㎜相当)
開放F値:f/3.4-6.9
レンズ構成:11群13枚(EDレンズ4枚)
電子ズーム:最大4倍
<手ブレれ補正>
手ブレ補正機能:レンズシフト式と電子式併用
補正効果:4.0段
実写サンプル
1.広角域
さすがはニッコールレンズ。広角側にはまったく不満はありません。35倍という超高倍率でありながら四隅までしっかりクッキリ解像してくれる。下手な安い一眼レンズよりも性能は高いかもしれない。
・秋山郷の奥地の風景(24㎜相当)
・渓流に横たわる倒木(28㎜相当)
・道の駅「きつれがわ」で食した「竹末」のラーメン(33㎜相当)
2.標準域
料理や商品写真などで活躍する標準域のなかなか優秀で、コントラストや解像力の低下はみられない。広角域から標準域の接写機能もありがたい。
・大阪城(50㎜相当)
・接写で撮った料理イメージ(67㎜相当)
3.中望遠域
標準域から少し拡大率上がった中望遠域もまったく問題なし。四隅までしっかりと解像している。ハイブリッド手ブレ補正のおかげで手ブレを気にすることなく片手でも安心して撮影ができる。
・小峰城と桜(67㎜相当)
・大阪の繁華街(84㎜相当)
・奥志賀高原の風景(106㎜相当)
・秋山郷の鳥甲山「とりかぶとやま」(134㎜相当)
4.望遠域
拡大率がさらに上がって解像力の不足が気になる望遠域もA900なら心配する必要はない。四隅まできっちりと解像して、まるで一眼カメラで撮影したような画質である。まだまだ手ブレの心配も少ない。
・馬頭地域を流れる那珂川風景(180㎜相当)
・新緑を走り抜けるバイクライダー(224㎜相当)
・枯れ葉(252㎜相当)
・鈴生りの野鳥たち(347㎜相当)
5.超望遠域
超望遠域になってもコントラストと解像力の低下が気になるようなことはない。ただ、手持ちでの撮影は難しくなる。やはり、超望遠域での撮影はカメラを三脚に固定して手ブレ補正機能をカットするのが望ましい。
・志賀高原の山を望む(397㎜相当)
・とある山奥で見かけた「クマに注意!」の案内(599㎜相当)
・送電鉄塔(望遠端840㎜相当)
・野草にとまる野鳥(望遠端840㎜相当)
・山の麓からマウントジーンズスキー場を撮影(望遠端840㎜相当)
備考・その他
EDレンズを4枚も使用しているだけあって、広角から超望遠まで全域に渡って画質は十分だといえます。
少し前まで所有していたクールピクスB700は超望遠端(1440㎜相当)で明らかな画質の低下を感じましたが、このA900ではそれを感じることはありませんでした。
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END